《 2日 》 西仙波
三ノ瀬 〜 山ノ神土 〜 西仙波 (往復)
新年最初の山歩きは夕方から正月の行事があり、2時までに下山しなければならないので、奥秩父の東仙波(2003m)に三ノ瀬から往復することにした。 登山口の三ノ瀬の駐車場に前泊し、翌朝5時に出発。 3連休の前後に降った雪はここでも多く、登山口から雪を踏んで歩く。 将監峠への林道を右に分け、山ノ神土方面へのルートを登る。 ようやくこの分岐に標識が出来た。 トレースはあるが、人のものか鹿のものか判然としない。 間もなく背後に淡く染まった富士山が見え、樹間からのご来光となった。 傾斜が緩んだ1800m付近で朝食を食べ、私のみスノーシューを履く。 山ノ神土手前で主脈の縦走路と合流するが、さすがにここには踏み固められた立派なトレースがあった。 積雪は30センチほどだが、吹き溜まりは1m近くあり、この時期としては多い方だろう。 予定よりも少し遅れて8時に山ノ神土に着く。 将監小屋付近でテント泊し、付近を散策しているという方と出会ったが、その後は誰とも出会うことは無かった。 予想どおり山ノ神土から東仙波方面にはトレースが無かったが、鹿のトレースがほぼ登山道の道型にそって印されていたので、これを目安にスノーシューでラッセルする。 登山道はリンノ峰の山頂の西側を巻いていくが、この巻き道は積雪が多く、小さなアップダウンの繰り返しで予想以上に時間が掛かった。 10時半を目処に行ける所まで行くことにしたが、西仙波(1983m)の手前で時間切れとなってしまったので、妻はここで引き返し、私だけ西仙波まで往復する。 10時半過ぎに西仙波の山頂に着いた。 指呼の間の東仙波までは15分ほどで往復出来そうだったが、展望はこちらの方が良いので潔く諦め、写真だけ撮ってトンボ返りした。 途中で妻に追い着くと、スノーシューを妻に譲って下山のスピードを速めた。 山ノ神土からはコースタイムより速く下り、予定より少し早い1時半過ぎに駐車場に着いた。