《 19日 》虚空蔵山 ・ 風越山
かざこし子どもの森公園 〜 虚空蔵山 〜 白山神社奥宮 〜 風越山 (往復)
山仲間のkana−catさんとの新年会を長野県南部の昼神温泉ですることにしたので、それに合わせて飯田市郊外の虚空蔵山(1130m)と風越山(1535m)に登った。 中央道の小黒川PAで前泊し、翌朝飯田ICで高速を下り、飯田市街の外れにある『かざこし子供の森公園』の駐車場に車を停めて9時前に出発。 ゴルフ練習場の脇の急勾配の車道を登って行く。 山麓の標高は500mほどだが、積雪は10センチほどある。 除雪されてない車道を30分ほど歩き、石燈籠の置かれた所から山道に入る。 積雪はさらに増したが、林道のような幅の広い道に正月の立派なトレースが残っているので、夏道と同じ感覚で歩ける。 もちろんアイゼンも不要だ。 樹間からは麓の飯田市街と南アルプスの山並みが望まれた。 石燈籠から1時間足らずで前衛峰の虚空蔵山の山頂に着く。 ここは山頂と言うよりも南アルプスの山々を眺める展望台になっていて、年季の入った展望方位盤が置かれていた。 里山的な虚空蔵山からさらに風越山へ登る人は少ないようでトレースはその分荒れ気味だったが、それでも全く問題なく登れた。 途中、2mほどの長さの大きな木の矢が奉納された『矢立木』や、木々が切れたちょっとした展望所があった。 虚空蔵山から1時間ほどで鳥居をくぐり、山中とは思えない立派な山門のある白山神社奥宮に着く。 本堂は重要文化財に指定されているとのことだった。 意外にもトレースはここで無くなり、標高差100mほどの風越山の山頂へは膝下のラッセルとなった。 新雪で雪が軽かったので助かったが、奥宮までのトレースは初詣が目的だったのかも知れない。 正午ちょうどに人待ち顔の風越山の山頂に着いた。 樹林に囲まれた静かな頂は中央アルプス南部の山々が僅かに見える程度で展望には恵まれなかった。 山頂からは6本爪のアイゼンを着けて早足で下ったので、2時間足らずで『かざこし子供の森公園』の駐車場に戻った。 飯田市街から車で30分ほどの昼神温泉に向かい、尾張旭市営の『尾張あさひ苑』で山仲間のkana−catさんと落ち合う。 新年会の目的はお互いの海外の山行の報告だったので、深夜まで話は尽きなかった。