山行の報告（２０１２年１１月）

２０１２年　１１月

《１８日》梵天ノ頭・両神山

相原橋～中双里～白井差峠～梵天ノ頭～ミヨシ岩～両神山～上落合橋（縦走）

冬型の気圧配置で風が強いという予報だったので、高い山はやめて両神山へ行った。　両神山へは東西南北に沢山の登山ルートがあるが、その中でまだ辿ったことがない梵天尾根を登りに使い、上落合橋へ下って縦走することにした。　いずれのルートも現在はあまり使われていない（特に上落合橋へのルートはだいぶ前から通行禁止になっている）ので、人気の両神山でも静かな山行が出来ると思った。　中双里から白井差峠を経て梵天尾根を辿り、両神山へ登るルートは単純標高差で１１００ｍ、累積標高差は１５００ｍほどあり、一方山頂から上落合橋へ下るルートは単純標高差・累積標高差共に６００ｍ弱と全く対照的でその違いが面白い。　上落合橋へのルートは通行禁止になっているが、踏み跡はしっかりしているので経験者なら全く問題ない。　前夜に自転車２台を上落合橋の駐車場にデポし、登山口の中双里から１キロほど手前のトイレのある相原橋の駐車場で前泊して翌朝６時に出発。　１５分ほど車道を歩いて登山口の中双里の集落に着き、民家の裏から白井差峠に向けて登る。　白井差峠までは標高差８００ｍ強の樹林帯の急坂が続くが、登り易い道なので２時間ほどで峠に着く。　予報どおり北風が強い。　白井差峠からはアップダウンを繰り返しながら梵天の頭に至るが、その先も同じようなアップダウンを繰り返し、展望の良いミヨシ岩の岩峰を経て、喧噪の両神山の山頂に正午前に着いた。　中双里から両神山への登りは５時間半、山頂から上落合橋への下りは１時間少々だった。　上落合橋から車を停めた相原橋の駐車場までは自転車で３０分ほど、歩けば３時間近く掛かるだろう。　すでに終盤となった中津川渓谷の紅葉を僅かばかり楽しめた。　梵天尾根ですれ違った２つのパーティーはいずれも学生さんのグループ（一組は東大）で、上落合橋へ下るルートでは時間も午後だったので誰にも会わず、思惑どおり静かな山行が叶った。