《 28日 》 苗場山
かぐらみつまたスキー場 〜 和田小屋 〜 神楽ケ峰 〜 苗場山 (往復)
越後駒ヶ岳から下山し、六日町でハイジさん&ちー隊長と夕飯を食べた後、明日の天気予報をラジオで聞くと、明日も曇りがちながら陽射しがあるという予報に変わっていたため、いくつかの候補の中から登山口へのアプローチが近く、最近行ったことがない山ということで苗場山に日帰りで登ることにした。 塩沢町に新しく出来た道の駅『雪あかり』に泊まり、翌朝登山口の和田小屋に向かう。 20年ほど前に苗場山に登った時も確か和田小屋からのルートだったと思うが、はっきりとした記憶はない。 和田小屋への舗装された車道を登って行くと、小屋の1キロほど手前に広い駐車場とトイレがあり、車がすでに4〜5台停まっていた。 和田小屋へは宿泊者のみしか車で行けないようだった。 7時に駐車場を出発し、車道をかぐらみつまたスキー場のゴンドラに沿って登って行くと間もなく和田小屋に着く。 スキー場のロッジも兼ね通年営業している和田小屋はとても立派だ。 小屋の先のスキー場のスロープを横切り山道に入る。 中ノ岳や越後駒ヶ岳と同様、紅葉の盛りにはまだ1〜2週間早いのが残念だ。 2時間ほど登ると眼下にカッサ(田代)湖が見えるようになり、山頂の山小屋に泊まった人達と所々ですれ違う。 中には団体のパーティーもあった。 展望のない神楽ケ峰からは一旦下りとなり、雲が湧き始めた山頂へ急坂を登り返す。 10時半に山頂の湿原の一端に着く。 関東地方の天気が悪いので谷川岳方面から雲が湿原に流れ込み、残念ながら展望は冴えない。 予想どおり湿原には各方面の登山口から登ってきた人達で賑わっていた。 昨今の登山ブームは本当に凄い。 それを物語るかのように、山頂の山小屋は最近建て替えられたようで、北アルプスの山小屋並に大きくなっていた。 少しでも天気が回復するよう祈りながら、秋山郷からの小赤沢コース、赤湯からの昌次新道などを少し下り、だだっ広い湿原を隅々まで散策したが、青空はほんの一瞬覗いただけで、すっきりとした展望は得られなかった。 結局3時間ほど山頂の湿原に滞在し、午後の1時半に山頂を辞したが、帰路は神楽ケ峰への登り返しもあり、筋肉痛で痛い足を労わりながら駐車場に戻ったのは4時半を過ぎていた。