2  0  1  2  年     2  月  

《 26日 》    鶴ケ鳥屋山 ・ 本社ケ丸

宝鉱山 〜 鶴ケ鳥屋山 〜 本社ケ丸 〜 宝鉱山  (周回)

   そろそろ冬型の気圧配置が緩む時期になったので、日光の社山南陵を銅親水公園からスノーシューで辿る計画でいたが、週末の栃木の天気予報が悪く、唯一甲信地方で晴れマークの出ている山梨方面の山に変更せざるを得なかった。 土曜日が雨だったので霧氷を期待して急遽計画したのが先週行った大菩薩南部の山と対峙する三ツ峠と本社ケ丸だった。 以前、この山域では定番の笹子〜本社ケ丸〜鶴ケ鳥屋山〜初狩の縦走ルートは歩いていたので、今回はこれに三ツ峠の御巣鷹山を加え、都留側の登山口の宝鉱山から御巣鷹山〜本社ケ丸〜鶴ケ鳥屋山〜宝鉱山という周回ルートで登ることにした。 中央道の都留ICから15分ほど山に入った登山口の宝鉱山には広い駐車場がありそこに前泊する。 翌朝5時に起きて出発の準備をしていたが、まだその時点で雨が上がらず、天気予報も少し悪くなったので、急遽予定を変更して御巣鷹山はパスし、鶴ケ鳥屋山から本社ケ丸へ縦走し、本社ケ丸から少し戻った地点から登山口の宝鉱山に下る小ぶりな周回ルートにした。 宝鉱山の駐車場の少し先の通行止めの林道のゲートの前に車を移動し、6時半に出発する。 舗装された林道を1時間少々登り、鶴ケ鳥屋山への縦走路に入る。 今朝の予報どおり天気は良くない。 登山道の雪は少なく昨日の雨の影響で凍っているので、登山口から6本爪のアイゼンを着けて登る。 意外にも最近あまり歩かれていないようでトレースは薄かった。 霧氷は小ぶりながらも綺麗だが、霧が湧いて天気も冴えないので幻想的ではあるものの感動は今一つだ。 登山口から1時間足らずで鶴ケ鳥屋山の山頂に着く。 山頂からは三ツ峠が見えるのがやっとで、富士山は全く見えない。 鶴ケ鳥屋山を過ぎると積雪が多くなり、凍った登山道に比べてかえって歩き易くなった。 天気が悪かったせいか、その後本社ケ丸までは誰とも出会わなかった。 静かな霧氷の尾根路を縦走し、11時に本社ケ丸の山頂に着く。 本社ケ丸は先週登った笹子雁ケ腹摺山や滝子山と同じ大月市が選定した秀麗富岳12景の一峰であるが、 今日はあいにくの天気で肝心の富士山は全く見えず、眼前の三ツ峠と御坂や大菩薩の山々がかろうじて見える程度だ。 山頂で休んでいるとようやく笹子方面から1パーティーが登ってきた。 雨粒こそ落ちてこないが、三ツ峠方面に黒い雲が湧き始めたので早々に下山する。 山頂から30分ほど往路を戻って高圧電線の鉄塔の巡視路を使って宝鉱山方面に下ると、そこから1時間半ほどで車を停めた林道のゲートの前に着いた。


林道から鶴ケ鳥屋山への縦走路に入ると登山道の雪が凍っていた


鶴ケ鳥屋山への縦走路


鶴ケ鳥屋山の山頂


鶴ケ鳥屋山の山頂から見た三ツ峠


鶴ケ鳥屋山から本社ケ丸への縦走路から見た本社ケ丸


鶴ケ鳥屋山から本社ケ丸への縦走路の霧氷


本社ケ丸の山頂


本社ケ丸の山頂から見た笹子雁ケ腹摺山


2 0 1 2 年    ・    山 行 の 報 告    ・    T O P