《 19日 》 笹子雁ケ腹摺山 ・ 大鹿山 ・ 大谷ケ丸 ・ 滝子山
笹子トンネル入口 〜 笹子雁ケ腹摺山 〜 米沢山 〜 お坊山 〜 大鹿山 〜 コンドウ丸 〜 大谷ケ丸 〜 滝子山 〜 藤沢 (縦走)
山仲間の西さん&セッちゃんとの新春山行で、大菩薩山塊の南部の山々を日帰りで縦走した。 朝5時にJR初狩駅前のコンビニで待ち合わせ、駅から2キロほど先の藤沢の集落の外れにある神社の駐車場に車を1台デポし、登山口の笹子トンネル手前の公園の駐車場に車を停めて、大月市が選定した秀麗富岳12景の一峰にもなっている笹子雁ケ腹摺山に登る。 朝の気温はマイナス6度と寒かったが、陽が昇ると一気に体感気温は上昇し、春山のように陽射しが暖かく感じられた。 笹子雁ケ腹摺山までは登山道に雪が殆どなく拍子抜けしたが、稜線上には膝の高さまでの積雪がある場所もあり、春と冬が同居しているようで面白かった。 笹子雁ケ腹摺山からは稜線上の米沢山、お坊山、大鹿山、コンドウ丸、大谷ケ丸、滝子山(秀麗富岳12景)といった標高1300mから1600mくらいの山々を順次辿っていったが、各々の山は大らかな大菩薩北部の山々に比べて急峻で、意外に独立性が高かった。 稜線上には風が殆どなく、快晴の天気にも恵まれ、富士山はもちろんのこと、御坂、大菩薩、奥秩父、南アルプス、八ケ岳などの山々の展望を終始楽しみながら歩いた。 この辺りの山は東京や横浜方面からは電車で来る人も多いためか、同じルートを歩く人もなく、滝子山の手前で1パーティーとすれ違っただけだった。 最後の滝子山から藤沢の集落へ下る沢沿いの登山道の雰囲気は、人里から近い割には山深さを感じた。 今回辿ったルートは8年前の4月初旬にも歩いていたが、その時は無雪期だったことに加えまだ若かったので“お手軽なハイキング”という記憶しか残っていなかったが、齢を重ねた今回はそれなりに歩きがいのある山行となった。