2 0 1 0 年 1 2 月  

《 18日 》    鬼ケ岳 ・ 王岳 ・ 五湖山 ・ 三方分山 ・ 烏帽子岳

   根場(西湖) 〜 鬼ケ岳 〜 王岳 〜 五湖山 〜 三方分山 〜 烏帽子岳 〜 本栖隧道(本栖湖)  (縦走)

   冬型が強まる前に聖岳に登ろうと機会を窺っていたが、なかなか冬型が緩んでくれないので、聖岳を眺める山歩きをすることにした。 日々微妙に変わる天気予報に翻弄されながら、山仲間の西さん&セッちゃんをお誘いし、車を2台使って土曜日は御坂山塊の鬼ケ岳から烏帽子岳(富士五湖の西湖から本栖湖)の縦走、日曜日は静岡県の安倍奥東山稜の十枚山から八紘嶺の縦走をすることにした。 土曜日の朝5時半に道の駅『なるさわ』で西さん&セッちゃんと待ち合わせ、車1台を下山口とした本栖隧道(本栖湖)付近に置き、6時半に西湖の根場の『魚眠荘』前の駐車場から鬼ケ岳に登り始める。 天気は快晴だが気温は低く、稜線は北風が強そうだった。 予想どおり雪は少なく、鬼ケ岳の前衛の雪頭ケ岳付近でようやく登山道に雪が見られるようになった。 8時半過ぎに霧氷の綺麗な鬼ケ岳の山頂に到着。 この時間帯なのでまだ誰もいない。 眼前の富士山は言うに及ばす360度の大展望だが、南アルプスの稜線には寒気の影響による白い雲が取り付いていた。 山頂で写真を撮っていると、帽子を途中で落としてしまったことに気が付き、20分ほど走って戻り無事回収する。 鬼ケ岳からはうっすらと雪が乗った登山道を鍵掛峠に下り、次のピークの王岳に登り返す。 青空に霧氷が映える。 鬼ケ岳から2時間足らずで次のピークの王岳の山頂に到着。 根場や精進湖方面から登ってきた何人かの人達と出会う。 富士山を眺めながらしばらく寛ぎ、下り基調に五湖山方面に向かう。 北風が少し強まったが陽射しは強く、稜線の南側を歩くときは温室、北側を歩くときは冷蔵庫の中のようだった。 所々で南アルプスの山並みが良く見える。 五湖山からは眼下に精進湖が、そしてこれから辿る三方分山や精進湖の向こうに竜ケ岳・雨ケ岳・毛無山などの天子山塊の山々が見えた。 五湖山から女坂峠に緩やかに下り、三方分山に登り返す。 『山梨百名山』の標柱が立つ三方分山の明るい山頂で大休止し、精進峠を経てパノラマ台まで登り下りを繰り返す。 すでに3時を過ぎていたが、意外にも富士山の展望が良いパノラマ台はハイキングの団体で賑わっていた。 辿ってきた三方分山や精進湖を挟んで対峙する王岳が立派に見え、鬼ケ岳は遥かに遠い。 富士山の展望を充分堪能して最後のピークの烏帽子岳を経て本栖湖へと下る。 4時過ぎに車を置いた本栖隧道に着き、車の回収に西湖に向かう。 図らずも西湖の湖畔から夕陽に染まる富士山を眺められた。 湖畔の温泉『いずみの湯』で汗を流し、富士宮、清水を経由して明日の登山口となる梅ケ島温泉へと向かう。 途中の十枚山登山口の入口の六郎木の集落にトイレのある駐車場があったのでそこに泊まることにした。


『魚眠荘』前の駐車場から鬼ケ岳に登る


青木ケ原の樹海と毛無山


雪頭ケ岳から見た富士山と西湖


霧氷の綺麗な鬼ケ岳の山頂


鬼ケ岳の山頂から見た王岳


鬼ケ岳の山頂から見た黒岳(中央奥)


稜線の霧氷


鬼ケ岳から鍵掛峠に下る途中の見晴らしの良い岩塔


王岳の山頂


王岳から五湖山へ


五湖山の山頂付近から見た王岳


五湖山の山頂付近から見た三方分山


五湖山から女坂峠に下る


三方分山の山頂


三方分山の山頂から見た富士山


精進峠からパノラマ台へ


パノラマ台


パノラマ台から見た三方分山


パノラマ台から見た王岳(左)と鬼ケ岳(右)


パノラマ台から見た富士山


烏帽子岳の山頂


西湖の湖畔から見た夕陽に染まる富士山


2 0 1 0 年    ・    山 行 の 報 告    ・    T O P