2 0 1 0 年  9 月  

《 5日 》    唐松岳 ・ 五竜岳

   黒菱 〜 八方尾根 〜 唐松山荘 〜 唐松岳 〜 唐松山荘 〜 五竜岳 〜 唐松山荘 〜 黒菱    (往復)

   今年の夏は異常な暑さが続き、今週末も日帰り登山となる。 八方尾根の黒菱のリフト乗り場に前泊し、朝の2時半に八方尾根を登り始める。 標高1500mでも気温は17度もあり、Tシャツ一枚でちょうど良い。 今回の黒菱から五竜岳までの往復ルートは5年前の7月に一度辿っているが、気温の上昇する復路は後立山特有の霧の発生を期待するという作戦だ。 人の多い八方尾根もこの時間帯は誰もいない。 丸山ケルンを過ぎた辺りでご来光を迎える。 喧噪の唐松山荘を経て唐松岳の山頂に6時に着く。 ちょうど唐松山荘からご来光を拝みに登った大勢の人達と入れ替えとなり、図らずも静かな頂となった。 澄んだ青空の下、これから向かう五竜岳、剱と立山、毛勝三山、不帰ノ嶮越しの天狗ノ頭と白馬鑓を始め、北アルプスの山々が一望出来た。 山頂で朝食を食べ、唐松山荘を経て五竜岳へと稜線を縦走する。 意外にも両方向共に縦走者は少なく、暑さとは関係なく夏山シーズンも終盤に入ったようだ。 まだ暑さは厳しくなく、唐松山荘から五竜山荘までの稜線を1時間半ほどで歩けた。 時間が中途半端だったせいか、五竜山荘から五竜岳に登る人も少なく、9時過ぎに着いた五竜岳も静かな頂となった。 少し雲が出てきたが、山頂からは眼前の鹿島槍を始め、北アルプスの山々が一望出来た。 展望を充分満喫してから五竜山荘に戻り、作戦どおり1時間ほど山荘の裏の日陰で霧が湧き始めるのを待つ。 11時に五竜山荘を出発して唐松山荘への稜線を辿る。 霧と共に風も少し出始め、それなりに快適に歩けた。 1時過ぎに唐松山荘に着き、八方尾根を下る。 さすがに八方尾根は人気のルートなので、日帰りの人を中心に登り下りとも登山者が多かった。 4時に登山口の黒菱のリフト乗り場に下山し、いつもの岳の湯で汗を流した。 この日は松本市で36度を記録し、9月では観測史上一番の暑さになったとのこと。


八方尾根から見た朝焼け(中央が高妻山)


丸山ケルンを過ぎた辺りでご来光を迎える


唐松山荘手前から見た五竜岳


唐松山荘から見た唐松岳


唐松岳山頂


唐松岳山頂から見た五竜岳


唐松岳山頂から見た不帰ノ嶮越しの天狗ノ頭と白馬鑓


縦走路から見た五竜岳


縦走路から見たから見た剱(中)と立山(左)


縦走路から見たから唐松岳


五竜岳山頂


五竜岳山頂から見た鹿島槍


五竜岳山頂から見た唐松岳方面の山々


霧の中を五竜山荘から唐松山荘へ稜線を辿る


2 0 1 0 年    ・    山 行 の 報 告    ・    T O P