2 0 1 0 年  3 月  

《 27日 》    浅間山

峰ノ茶屋 〜 浅間山  (往復)

    冬型の気圧配置が緩まず、谷川(一ノ倉岳)でのスキーを諦めて浅間山に登った。 浅間山は2年前に同じ峰ノ茶屋からのルートをスキーで登ったが、雪不足と硬い雪に苦しめられ、あまり良い印象がなかった。 朝7時半に登山口の峰ノ茶屋を出発。 周辺には意外と雪が多く、スキーを履いてこなかったことを少し後悔した。 登山口から30分足らずの小浅間山との分岐に設置された「立入禁止」の看板のためか浅間山方面にはトレースはなかった。 僅かな樹林帯を抜けると正面から冷たい風の洗礼を受けた。 ここはいつも風が強い。 逆に風のお蔭で雪は硬く締り、ラッセルは不要だった。 浅間山の頂稜部にも終始雪煙が舞っていた。 天気予報が外れたのか、本白根山や岩菅山などの志賀高原の山々や谷川岳方面の山並も良く見える。 小浅間山との分岐から1時間ほど登ると風が一段と強まり、少し勾配がきつくなった所でスノーシューをデポし、ダウンジャケットを着込む。 硫黄の匂いが鼻につき、あまり気分が良くない。 風は吹き止まず休憩も殆どしなかったので峰ノ茶屋から3時間ほどで外輪山の一角である東前掛山に着いた。 東前掛山の山頂は風の通り道で、飛ばされそうな強風が断続的に吹いていた。 風も冷たかったので妻は迷わず山頂踏むことを諦めて下山した。 2年前も強風のためここで引き返しているで、私は迷わず耐風訓練も兼ねて登ることにした。 東前掛山から一旦少し下ってから時計と反対方向に回り込むように登って行くと風の通り道から外れ、30分ほどで浅間山の山頂に着いた。 山頂では風は台風並みに強く、周囲の山や火口の写真を撮るのに苦労する。 岩陰で10分ほど粘ってみたが、風が弱まる気配はなかったので下山する。 立入禁止のためか、結局今日の浅間山は貸切りだった。 スノーシューをデポした所で先に下山した妻と合流し、時間も早いので小浅間山にも登ってから登山口に戻った。 峰ノ茶屋から山頂までの標高差は高度計でちょうど1200mだった。


登山口の峰ノ茶屋から見た浅間山


小浅間山との分岐に設置された「立入禁止」の看板


小浅間山をバックに登る


雪煙が舞う浅間山の頂稜部


風が一段と強まり、スノーシューをデポする


雪は硬く締り、ラッセルは不要だった


登山道に沿って東前掛山に登る


東前掛山の山頂から見た浅間山の山頂


噴煙と霧が上がる浅間山の山頂


浅間山の山頂から見た本白根山(左)と岩菅山(右)


浅間山の山頂から見た四阿山


小浅間山の山頂から見た浅間山


2 0 1 0 年    ・    山 行 の 報 告    ・    T O P