2 0 0 9 年 1 2 月  

《 6日 》    男体山

二荒山神社中宮 〜 男体山  (往復)

    前日の雨(雪)の状況でアプローチも含め登る山の候補が絞られ、一番手軽で確実な男体山に行くことにした。 中禅寺湖畔の駐車場に前泊し、7時に表登山口の二荒山神社中宮を出発。 湖越しに見える新雪の白根山がとても綺麗だ。 前回の冬に登った時は8合目から先で膝下のラッセルとなったため、今日はスノーシューを持っていく。 境内は敷居が高くて通れず、いつものように裏口から登山道に入る。 予報どおりこの時期にしてはとても暖かく、アンダーシャツ一枚でも寒くない。 意外にも標高1600mほどの3合目まで積雪はなく拍子抜けしてしまう。 3合目から4合目の間は車道を歩かず、堰堤に沿った藪道を直登する。 4合目に着くと、新雪の上に先行者の足跡が一つあった。 時期と時間から推して地元の愛好家の方に違いない。 5合目付近で積雪は10センチほどあったが、先行者の踏み跡に助けられコースタイムどおりに登れる。 7合目付近で樹林が疎らになり、時々富士山や筑波山が見えた。 8合目から先では積雪は30センチほどとなり、山頂付近でラッセルしている先行者の姿が想像されたが、意外にも9合目の手前で上から勢い良く下ってきた先行者と出会った。 話しを伺うとやはり地元の方で、今シーズンは昨日で5回目の降雪ということだった。 9合目で森林限界となり、眼下に中禅寺湖が良く俯瞰された。 白根山は良く見えたが、冬型の気圧配置なのでそれ以北の山々は寒々しい雲に覆われていた。 先行者の踏み跡もあるが、せっかくなのでスノーシューを履いて最後のスロープを登る。 スキーほどではないもののスノーシューの浮力が小気味良い。 図らずも4時間ほどで山頂に着いてしまった。 山頂はいつもは風が強いが、今日は暖かいのみならず風も弱い。 トレースのない頂上稜線を女峰山方面に歩き日光連山の展望を楽しむ。 1時間ほど暖かな日溜りのような山頂に滞在し、正午に下山する。 結局今日の男体山は、私達と地元の方の3人だけだった。 気温の上昇と12月とは思えない陽射しの強さで新雪はどんどん融け、5合目付近ではすでにシャーベット状態になっていた。 3時前に下山出来たので、宇都宮の霊園に眠る淑子さんを訪ねてから帰途についた。


早朝の中禅寺湖畔から見た白根山


早朝の中禅寺湖畔から見た男体山


3合目から4合目の間は車道を歩かず、堰堤に沿った藪道を直登する


4合目に着くと、新雪の上に先行者の足跡が一つあった


6合目付近から積雪量が多くなる


7合目付近で樹林が疎らになる


8合目から先では積雪は30センチほどとなる


9合目の手前で上から勢い良く下ってきた地元の愛好家の方と出会う


9合目の森林限界が近づく


山頂直下のスロープを登る


山頂付近から見た中禅寺湖


山頂付近から見た白根山(下は戦場ヶ原)


男体山山頂


山頂から見た太郎山


山頂から見た女峰山


1時間ほど山頂に滞在し、正午に下山する


2 0 0 9 年    ・    山 行 の 報 告    ・    T O P