2 0 0 9 年 1 1 月  

《 28日 》    雁坂嶺 ・ 東破風山

豆焼橋 〜 雁坂峠 〜 雁坂嶺 〜 東破風山 〜 雁坂嶺 〜 雁坂峠 〜 黒文字橋 〜 豆焼橋  (周回)

    予報では冬型の気圧配置ということで好天は望めず、奥秩父の地味な峠道を辿ることにした。 2年前の12月に国道140号線の秩父側の豆焼橋から黒岩尾根を辿り雁坂峠、雁坂嶺を経て東破風山を目指したが、前日の降雪により雁坂嶺から先へは時間切れで進めず、同峰を往復するに留まったが、今回はまだ雪は少ないので、同じルートで東破風山まで登った後、雁坂峠まで戻ってから川又への古い峠道を下り、最後は国道を豆焼橋まで登り返して周回することにした。 道の駅『大滝温泉』で前泊し、6時半に豆焼橋手前にある『出会いの丘』という道の駅のような施設に車を置いて出発。 雁坂トンネルが開通する前の林道を30分ほど歩いた先から登山道に入る。 雁坂峠、雁坂嶺へは山梨側(三富)から登るのが一般的なので、前回同様登山口周辺に人影はない。 間もなく陽が当り始め、風もなく小春日和で暖かい。 トンネルの災害時の通行を担保するためか、500mおき位に立派な指道標が立っている。 陽射しに恵まれた明るい登山道に雪はなく、豆焼橋から3時間ほどで雁坂小屋に到着。 すでに管理人さんは山を下りられたようだが、小綺麗な小屋は開放されていて使用出来る。 小屋の先からようやく積雪が見られ、雁坂峠までの北側斜面では雪が凍り、登りでもアイゼンが欲しいくらいだった。 天気は良いが気温の上昇による春霞で雁坂峠からの南アルプスや富士山の展望は冴えないが、上空は青空であり国師方面の山々は良く見えた。 三富側から登ってきたパーティーと入れ違いに雁坂嶺へ登る。 稜線の登山道の積雪は少なく所々で地肌が見えていたが、雁坂嶺から先は登山者が少なくなるのでの登山道の積雪は急に多くなった。 アイゼンを着けた方が安定するが、面倒臭いのでそのまま進む。 雁坂嶺からは少し急いで登ったので30分ほどで東破風山に着いた。 山頂からの展望は雁坂嶺と同じくらいであまり良くないが、樹間から指呼の間に西破風山、その右に甲武信や三宝山が見え、国師もぐっと近づいた。 雁坂峠まで往路を戻ると少し雲が出てきた。 1時過ぎに雁坂小屋を出発し、川又方面への古い峠道を下る。 意外にも雁坂嶺の山腹をトラバースする道は1時間ほど上り下りを繰り返し、標高を全く落とさない。 ようやく下りとなると30分ほどで目の前が明るく開け、ちょっとした広場のような所に樺避難小屋が建っていた。 新しいログハウス調の避難小屋には今日泊まられる方が一人いた。 小屋からは登山道の道幅も広くなった。 雁道場という所から黒文字橋への指道標に従い、植林の作業道を国道の黒文字橋に30分ほどで下る。 黒文字橋には雁道場に登る指道標はなかった。 黒文字橋から車を置いた豆焼橋まで40分ほど国道を登り、4時半前に車に戻った。


豆焼橋から雁坂峠までは陽射しに恵まれ小春日和で暖かかった


黒岩展望台から見た雁坂嶺


雁坂小屋は開放されていて使用出来る


雁坂峠


雁坂峠から雁坂嶺へ


雁坂嶺の山頂


雁坂嶺と東破風山の間から見た東破風山


東破風山の山頂


東破風山の山頂から見た木賊山と甲武信ヶ岳(右端)


東破風山の山頂から見た国師ヶ岳


東破風山から雁坂嶺へ


東破風山と雁坂嶺の間から見た雁坂嶺


雁坂小屋から雁坂嶺の山腹をトラバースするように川又方面への古い峠道を辿る


新しいログハウス調の樺避難小屋


2 0 0 9 年    ・    山 行 の 報 告    ・    T O P