2 0 0 9 年 1 0 月  

《 24日 》    船形山

柳沢林道終点 〜 船形山 〜 最上カゴ 〜 柳沢林道終点    (往復)

    虎毛山から高松岳への縦走は以前から何度も順延されていた計画だ。 久々に土日とも東北の天気が良いとの予報で、西さん&セッちゃんを無理やりお誘いして秋田まで足を延ばすことにした。 虎毛山と高松岳は共に山頂に良い避難小屋があるが、山頂や縦走路の途中に水場がないので、昨年の神室山から火打岳への交差縦走と同様に日曜日に日帰りで縦走することにした。 メンバーも昨年と同じである。 前日の土曜日はその足慣らしに船形山かその隣の黒伏山に登ることにし、夜の東北道を山形北 ICまでひた走り、道の駅『天道温泉』に前泊する。 翌朝7時に西さん&セッちゃんと合流し、黒伏高原のスキー場から数キロ先の柳沢林道の終点の登山口に向かう。 天気は予報に反してどんよりと曇っている。 黒伏高原のスキー場から仰ぎ見た黒伏山(1226m)は荒々しい絶壁を剥き出しにしているが、意外にも山頂は樹林に覆われ展望はないらしい。 未踏の黒伏山にするか、展望の良い船形山にするか当日の朝まで迷っていたが、西さん&セッちゃんが船形山を希望したこともあり、私達も船形山に行くことにした。 柳沢林道の終点の登山口を8時過ぎに出発。 『観音寺コース』と名付けられた山形県側からの登山道は、黒伏山と船形山を繋ぐ縦走路と合流する粟畑の分岐まで30分ほど緩やかに登った後、1時間ほど稜線に沿って緩やかに下り、最後は船形山の山頂まで急坂を1時間ほど登るという縦走路だった。 疎らな木々の樹間から船形山の山頂や『最上カゴ』・『仙台カゴ』という名称の岩峰が望まれ、以前宮城県側から登った『升沢コース』よりも展望が良くて面白かった。 ただ、あいにくの曇天と例年よりも紅葉の見頃が早かったため、期待していた錦秋の風景には出会えなかった。 11時前に船形山の山頂に到着。 それまでの静けさから一変して、山頂は宮城県側から次々に登ってくる登山者で賑わっていた。 以前山頂にあった避難小屋は焼失してしまったらしく、自衛隊が建てたという鉄骨の立派な小屋があった。 360度の展望も曇天には勝てず、黒伏山までの稜線も黒々としていて絵にならない。 雨の心配はないが、青空も期待出来ないので11時半に下山して往路を戻る。 時間もまだ早かったので、柳沢林道への下り口の粟畑の分岐からさらに白髪山や黒伏山方面に足を延ばして最上カゴに登ろうとしたが、山頂直下で道は絶え、失意の下山となった。 3時に登山口に戻り、麓の東根温泉の銭湯で汗を流す。 新庄で夕食を食べて今夜の宿泊先である道の駅『おがち』へ向かう。 同駅には暖房のきいた24時間利用出来る無料の休憩室があり、今日の反省会と明日の打合わせをした。


黒伏高原のスキー場から仰ぎ見た黒伏山


粟畑から1時間ほど稜線に沿って緩やかに下る


木々の樹間から見た仙台カゴ


船形山山頂と避難小屋


船形山山頂


船形山山頂から見た黒伏山(遠景中央)


往路を戻る


最上カゴ付近から見た仙台カゴ


最上カゴ付近から見た船形山


柳沢林道への下りから見た最上カゴ


2 0 0 9 年    ・    山 行 の 報 告    ・    T O P