2 0 0 9 年 1 0 月  

《 4日 》    越後駒ケ岳

枝折峠 〜 道行山 〜 小倉山 〜 越後駒ケ岳  (往復)

    一昔前の秋に枝折峠から越後駒ケ岳に登った。 その時の記憶では山頂付近は燃えるような赤い紅葉だった。 東北の紅葉が一番良い週末だったが、土曜日が雨だったので昔の記憶を辿って急遽越後駒ケ岳に行くことにした。 ルートについては前回と同じ一番展望の良い枝折峠からの往復とした。 枝折峠の新しく広い駐車場に前泊し、混雑を嫌って4時半に出発。 中秋の名月が頭上でこうこうと輝き、奥只見湖の上の雲海を照らしている。 6時ちょうどに道行山の山頂でご来光となる。 少し雲があるが、予報どおりのまずまずの天気で、越後駒ケ岳に陽が当り始める。 逆光であるが、奥只見湖からせり上がる荒沢岳の迫力ある姿が印象的だ。 枝折峠からの登山道はずっと尾根上につけられているので終始展望に恵まれたが、中間点の小倉山を過ぎても肝心の紅葉は冴えず、がっかりした。 百草の池を過ぎると急な登りとなったが、登山道の記憶は全くなく、初めて登るルートのようだ。 間もなく森林限界となり、ようやく雲の間から中ノ岳が見えた。 頭上に広がる稜線付近の山肌は秋らしい色に染まってはいるものの、目を見張るような鮮やかな紅葉ではなかった。 駒の小屋からは山スキーの滑走ラインをイメージしながら登り、9時に山頂に到着。 百名山でもある人気の山だが、この時間は未だ山頂は静かだ。 昨日の雨の影響か、眼前の八海山も霞んで見えた。 中ノ岳まで縦走して行きたいという気持ちを抑えながら、稜線を10分ほど中ノ岳方面に下り、『諏訪の平』という標識の建つ1933mのピークで展望を楽しむ。 10時に再び越後駒ケ岳に戻り、次々と登ってくる登山者とすれ違いながら1時半に登山口の枝折峠に戻った。


道行山の山頂でご来光を拝む


道行山の山頂から見た越後駒ケ岳


道行山 〜 小倉山の間から見た越後駒ケ岳


小倉山の山頂から見た越後駒ケ岳


森林限界付近から見た越後駒ケ岳方面


森林限界付近から見た1933m峰(諏訪の平)


駒の小屋(右上が越後駒ケ岳の山頂)


越後駒ケ岳の山頂


越後駒ケ岳の山頂から見た八海山


越後駒ケ岳の山頂付近から見た中ノ岳


越後駒ケ岳の山頂付近から見た荒沢岳


越後駒ケ岳の山頂付近から見た雲竜の峰


1933m峰(諏訪の平)から見た越後駒ケ岳


辿ってきた尾根と百草の池(中央の小さな点)


2 0 0 9 年    ・    山 行 の 報 告    ・    T O P