2 0 0 9 年  5 月  

《 23日 》    前白根山 ・ 奥白根山 ・ 五色山

湯元温泉 〜 前白根山 〜 奥白根山 〜 弥陀ヶ池 〜 五色山 〜 国境平 〜 湯元温泉  (周回)

    相棒の妻に用事があり、久々に1人で山に行くことになった。 日曜日は雨、土曜日も不安定という予報だったので、近場でお手軽な日光の奥白根山に行き先を決めた。 湯元温泉の駐車場に前泊し、5時半に出発。 ちょうどご来光となり、天気はまずまずで安堵する。 奥白根山へは群馬県側の丸沼や菅沼からのルートがポピュラーなので、予想どおり登山者の気配はない。 すでに雪のかけらも無くなった湯元スキー場のスロープを20分ほど登り、登山道に入る。 天狗平の手前までは木の根を掴む急登が続く。 奥白根山は何度か訪れているが、以前このルートを辿った時は奥白根山ではなく、錫ヶ岳であったことが思い出された。 登り始めて1時間ほどで登山道の所々に残雪が見られるようになったが、雪は緩んでいてアイゼンの出番はなさそうだ。 天狗平からは山肌を残雪が覆うようになったが、深いところでも50センチほどしかなく、季節は確実に進んでいることを実感する。 湯元温泉から2時間足らずで前白根山に到着。 眼前に大きく鎮座する主峰の奥白根山も山頂付近に雪は殆ど無く、すでに残雪の山というイメージではなかった。 眼下の五色沼もすでに雪解け水を充分に湛えていた。 山頂から五色沼避難小屋まで一旦下り、奥白根山に登り返す。 途中の急斜面では登山道に緩んだ雪がべったりと張りついていたので、迂回して急斜面の草付きを強引に登る。 前白根山から見えたとおり、山頂付近には殆ど雪が無かった。 湯元温泉から3時間半で奥白根山に到着。 予想どおり登山者はいなかったが、30分ほどゆっくりと寛いでいると菅沼からの登山者が1人登ってこられたので写真を撮っていただく。 天気は悪くないが、谷川や尾瀬方面の山々は雲で見えない。 五色山に向かうため弥陀ヶ池方面に下って行くと、菅沼からの登山者が次々に登ってきた。 弥陀ヶ池で菅沼からの登山道と別れると、予想どおりその後は金精峠からという登山者1人に出会っただけだった。 午後からは曇るという予報だったが、五色山に着くと先ほどよりも青空になってきた。 誰もいない山頂で奥白根山と五色沼、そして男体山や太郎山などの日光の山々を眺めながら再び30分ほどのんびりと寛ぐ。 五色山を金精峠方面に下ると、意外にもこの尾根筋が今日の周回ルートの中で一番雪が多かった。 国境平から眼下に見える湯元温泉に向かって急坂を下る。 鹿の鳴き声が響く尾根道は石楠花の蕾も膨らみ、初夏の雰囲気が漂っていた。 1時に湯元温泉の駐車場に下山。 天気はまだ全然崩れる気配はなく時間も早かったので、男体山にでも登ろうかと思ったが、麓の蒸し暑さにめげて志半ばで帰宅した。


前白根山の山頂から見た奥白根山


前白根山の山頂直下から見た五色沼


五色沼避難小屋は外壁が補修されていた


奥白根山の山頂付近には殆ど雪が無い


奥白根山の山頂


奥白根山の山頂直下から見た五色沼


奥白根山の山頂直下から見た丸沼と菅沼


弥陀ヶ池


五色山の山頂から見た奥白根山


五色山の山頂から見た日光の山々


2 0 0 9 年    ・    山 行 の 報 告    ・    T O P