2 0 0 9 年  3 月  

《 29日 》    蓼科山

女神茶屋 〜 蓼科山  (往復)

    午後に用事があったので、今日は山行の予定はなかったが、昨夜の天気予報が今日の好天を告げていたため、瑞牆山からの下山後に中央道の道原SAで前泊し、短時間で登れる蓼科山に行くことにした。 6時半に登山口の女神茶屋の駐車場を出発。 気温は−9℃と今日も真冬並みの寒さだ。 登山口から雪は豊富にあったが、トレースが溝のように掘れているため、無積期と同じペースで歩ける。 未明には黒い雲が山頂を覆っていたが、予報どおりの快晴となり心が弾む。 勾配が急になってくると、昨日と同様に雪の下が凍っていて滑りやすかったので、いつもより早めにアイゼンを着ける。 木々の隙間から甲斐駒と南八ヶ岳や中央アルプスの山々が望まれ、小ぶりながらも霧氷が綺麗だ。 森林限界を過ぎると、頂稜部の岩場もまだ半分以上が雪の下で、アイゼンの爪を傷めることもなかった。 登山道を外れ、新雪がうっすらと積った頂稜部を直登し、9時前に誰もいない山頂に着いた。 快晴無風の頂からの展望はお約束どおりだ。 だだっ広い山頂を散策し、30分ほど大展望を楽しんでから下山する。 山頂は終始貸切りだったが、絶好の登山日和なので次々に人が登ってくる。 森林限界を過ぎて急坂の樹林帯をアイゼンの爪を利かせながら下っていると、偶然にも山仲間のkana−catさんとバッタリ出会った。 高度計で確認すると山頂からまだ180mだったので、これから登り返しても充分午前中に下山出来ると判断して私だけ登り返す。 kana−catさんのペースはいつもながら速く、心臓が飛び出しそうになる。 僅か20分ほどで図らずも2度目の山頂に立つ。 kana−catさんも午後に用事があるとのことで、休憩もそこそこに早々に下山する。 女神茶屋の駐車場までおしゃべりを続けながら、山頂から僅か1時間ほどで下ってしまった。


トレースが溝のように掘れていた登山口近くの樹林帯


樹間から見た蓼科山


小ぶりながらも綺麗な霧氷


森林限界手前の北八ヶ岳らしい風景


頂稜部の岩場もまだ半分以上が雪の下


登山道を外れ新雪の頂稜部を直登する


蓼科山の山頂


だだっ広い山頂を散策する


山頂から見た車山と白樺湖(遠景は乗鞍)


山頂から見た浅間山


山頂から見た南八ヶ岳の山々


山頂から見た中央アルプスの山々


山頂から見た槍ヶ岳方面の山々


森林限界に向けて下る


山仲間のkana−cat さんとバッタリ出会う


kana−cat さんと山頂に登り返す


頂稜部の岩場


山頂手前


2 0 0 9 年    ・    山 行 の 報 告    ・    T O P