2 0 0 9 年  3 月  

《 28日 》    金峰山 ・ 瑞牆山

瑞牆山荘 〜 富士見平小屋 〜 大日岩 〜 金峰山 〜 富士見平小屋 〜 瑞牆山 〜 瑞牆山荘  (往復)

    日帰りで東北南部か北陸方面への山スキーを考えていたが、冬型の気圧配置と春休み、そして高速道路の料金が1000円になる施策の初日の混雑を避けるため、思案の末に金峰山に行くことにした。 高速道路の料金の割引の適用を受けるため、中央道の双葉SAで前泊し、6時半に登山口の瑞牆山荘の駐車場を出発。 気温は−6℃と真冬並みの寒さだ。 金峰山には各ルートから何度も登っているが、今日辿る瑞牆山荘からのルートは登山を始めた20年近く前のGWと、8年ほど前の晩秋に関西の友人と一緒に登ったことがあり懐かしい。 富士見平小屋を過ぎた辺りから登山道に雪が見られるようになったが、先週までの暖かさで溶けた雪が凍り、その上に昨日の新雪がうっすらと積っているため、とても歩きにくい。 ツルツルに磨かれた氷が所々で登山道を覆っているため、ストックは刺さらず、12本爪のアイゼンでも気を抜くと滑ってしまうほどの手強さだ。 いつも寒々しい(実際も寒い)大日小屋を過ぎ、奥秩父らしい鬱蒼とした樹林帯をひと登りした大日岩の基部からは南アルプスの山々や八ヶ岳などの展望も良く、冬型にしてはまずまずの天気だった。 大日岩から先では積雪量も多くなり、ようやく歩き易くなった。 森林限界となる砂払いの頭は風の通り道であるが、今日は風が弱くてありがたい。 それと引き換えに、いつの間にか上空には寒気の影響による寒々しい白い雲が広がり始めていた。 指呼の間となった山頂付近の五丈岩へと続く稜線は、今月に入ってからの度重なる降雪により積雪量は多い。 千代の吹上げなどのピークへは登らず、這松の上に降り積もった雪の上を最短距離でトラバース気味に巻いていったので、ほぼコースタイムどおりの4時間半で金峰山の山頂に着いた。 いつも風が強い山頂も今日は不思議なほど風がない。 間もなく廻り目平から一人登ってきたが、瑞牆山荘から登ってくる人は見られなかった。 いかにも冬型らしい空模様であったが、中央アルプスや御岳・乗鞍なども遠望された。 まだ時間はあるので、隣の朝日岳まで足を延ばそうと思い、雪の締った稜線を歩き始めたが、国師ヶ岳の向こうから灰色の雲が湧き始めたのを見てすぐに引き返し、瑞牆山に行くことにした。 大日岩から八丁平を経て瑞牆山へ行くルートもあるが、予想どおりトレースがなかったので、富士見平小屋まで戻って登り返すことにした。 意外にも、今日は瑞牆山へ登った人が多かったようで、次々に下山してくる人達とすれ違う。 富士見平小屋から瑞牆山へ登る登山道も凍結により歩きにくく、また所々で岩が露出しているため余計やっかいだ。 それでも何とかコースタイムどおりに歩くことが出来たので、3時半過ぎに誰もいなくなった瑞牆山の山頂に着いた。 予報に反して天気は尻上がりに良くなり、山頂への到着が遅くなったことが幸いして、金峰山が格好の被写体となった。 凍てついた登山道をアイゼンの爪を労わりながら下り、6時前に瑞牆山荘の駐車場に下山した。


大日岩の基部から見た南アルプスの山々


大日岩から先の樹林帯では積雪量も多く歩き易い


砂払いの頭付近の稜線(背景は八ヶ岳)


五丈岩へと続く稜線


這松の上に降り積もった雪の上をトラバース気味に登る


金峰山の山頂直下


五丈岩


金峰山の山頂


金峰山から下山する


高度感あるトラバース


砂払いの頭付近から見た小川山


砂払いの頭付近から見た瑞牆山


大日小屋付近の奥秩父らしい鬱蒼とした樹林帯


瑞牆山の頂稜部と大ヤスリ岩(左)


大ヤスリ岩の基部


瑞牆山の山頂


瑞牆山の山頂から見た金峰山


凍てついた登山道をアイゼンの爪を労わりながら下る


2 0 0 9 年    ・    山 行 の 報 告    ・    T O P