トルーカ(4860m)

   3月3日、石塚さんの体調が優れず、5時半にホテルに迎えに来たイボンヌと私と平岡さんでトルーカ(4680m)に向かう。 日曜日の早朝なので昨日以上に道路は空いていた。 車窓からトルーカが見えてくると、何回か車を路肩に停めてもらい写真を撮る。 予想よりも絵になる山で登高意欲が湧いてくる。 2時間半ほどでホテルから100キロほど離れたの登山口の駐車場に着くと、既に何台もの車が停まっていた。


ホテルに迎えに来たイボンヌ


麓から見たトルーカ


麓から見たトルーカ


登山口の駐車場


   林道を少し歩いてから破線程度の踏み跡に入る。 道は少し藪っぽかったが、イボンヌはこの山を熟知しているようで迷うことなく進む。 2回目の休憩を終えて顕著な尾根に取り付くと森林限界となった。 麓から見えたのは外輪山で、尖ったトルーカの山頂が右奥に初めて見えた。 昨日ほどではないが登山者が多く、すでに下ってくるパーティーも散見された。

   ザレた岩場に入った所でイボンヌの指示でヘルメットを被る。 昨今のメキシコでは易しいルートでも岩場ではヘルメットを被ることが必須のようだった。 昨日の順応登山のお陰で予想よりも足の運びは良い。 山頂手前の外輪山の縁に着くと、眼下の広い火口に青い水を湛えた大小二つの湖が見えて心が弾んだ。

   外輪山の縁からは大小の岩が堆積する痩せ尾根を登り、大勢の登山者で賑わう山頂へ登山口から4時間ほどで着いた。 山頂は一人がやっと立てるくらいの狭い岩の上で高度感があり、周囲には幾つもの外輪山が、眼下の火口には火口丘や火口湖が俯瞰された。 火口湖は大きな方が太陽、小さな方が月だとイボンヌが教えてくれた。


駐車場から登山口へ


登山口


登山口からトルーカへ


登山口からトルーカへ


登山口とトルーカの間から見たトルーカの外輪山


登山口からトルーカへ


登山口とトルーカの間から見たアフスコ


登山口からトルーカへ


登山口からトルーカへ


登山口からトルーカへ


登山口からトルーカへ


山頂手前の外輪山の縁から見た火口湖


登山口からトルーカへ


登山口からトルーカへ


登山口からトルーカへ


トルーカの山頂


山頂から見た外輪山


山頂から見た火口湖


山頂から見たポポカテペトル(中央遠景)


   下山は外輪山の縁から火口湖に向けて砂走のような道を一気に下る。 湖に近づくとドライフラワーが黄金色に輝いて幻想的だった。 順応を兼ねて湖畔でゆっくり寛いでいると、反対側から湖畔を歩いてくる家族連れのハイカーの姿が散見された。 湖畔を半周して一番低い火口の縁に登り返すと、そこは車道の終点の駐車場から登ってくる遊歩道の終点で、眼下の湖やトルーカを眺める絶景スポットとして多くの観光客で賑わっていた。


トルーカから火口湖へ


トルーカから火口湖へ


トルーカから火口湖へ


トルーカと火口湖の間から見たトルーカ


トルーカから火口湖へ


トルーカから火口湖へ


トルーカと火口湖の間から見たトルーカ


トルーカから火口湖へ


トルーカから火口湖へ


火口湖(太陽の湖)


火口湖から車道の終点へ


火口湖から見たトルーカ


火口湖から車道の終点へ


火口湖から車道の終点へ(遊歩道の終点)


遊歩道の終点から見たトルーカ


遊歩道の終点から見た月の湖


   火口の縁から緩やかな遊歩道をしばらく下ると車道の終点の駐車場に着き、待機していた乗合いタクシー(トラック)に乗って登山口の駐車場に戻った。 車道の終点と登山口の駐車場の間は10キロほどあり、料金は50ペソ(邦貨で約450円)だった。


遊歩道の終点から車道の終点へ


遊歩道の終点と車道の終点の間から見た外輪山


車道の終点の駐車場


乗合いタクシー(トラック)


乗合いタクシーの車内


車道の終点から駐車場へ


乗合いタクシーの車窓から見たトルーカ


   日曜日だったので帰路も車の渋滞はなく、明るいうちにホテルに戻れた。 残念ながらイボンヌは今日でガイドは終わりとのことだった。 石塚さんの体調は良くなったようで安堵したが、夕食は今日もホテルのレストランでチキンステーキを食べた。


麓から見たトルーカ


夕食のチキンステーキ


セットのパンとタコス


山 日 記    ・    T O P