8月17日、40号線(カナナスキス・トレイル・ロード)沿いの登山口には駐車場がなく、広い路肩に車を停める。 登山口には標識の類いは何も無かったが、沢の右岸の斜面に明瞭な踏み跡があった。 登り始めから樹林帯の中を歩くことはなく、荒々しいグリズリー・ピークの巨大な岩壁を正面に仰ぎ見ながら眼下の沢に平行して進む。 スクランブルのない岩場を過ぎると間もなく、岩壁を右から大きく巻くように長いトラバースが続いた。
長いトラバースを終えて尾根を乗越すと勾配が急になり、ガレ場やザレ場の登りも出てきたが、明瞭な踏み跡は途絶えることなく続き、労せずして山頂直下の草原の台地に着いた。 峠のような広い台地は、初夏や秋のシーズンにはお花畑や紅葉が楽しめそうに思えた。 草原の台地から指呼の間の山頂へは麓から想像出来ない傾斜の緩い広い尾根が続いていた。 痩せた頂上稜線の一番高い所がグリズリー・ピークの山頂のようで、小さなケルンが積まれていた。 昨日ほどではないものの、山火事の影響で空は霞んでいたが、高度感のある山頂からの展望は素晴らしかった。
山域 カナナスキス・カントリー
THへの距離 120km THへの時間 1:20
THの標高 1660m 山頂の標高 2500m
単純標高差 840m 累積標高差 870m
歩行距離 6.0km 所要時間 5:30