8月3日、昨日と同じ6時にレイク・ルイーズの駐車場に着いたが、今日は昨日よりもさらに人出が多く、上段にある別の駐車場に誘導された。 駐車場の端からレイク・ルイーズの湖畔を通らずにサドルバックに向かうハイキングトレイルに入る。 フェアビュー・マウンテンは山頂まで登山道がある貴重な山だが、短時間で登れるためか前後に人影はない。 緩やかな樹林帯の登りは短く、すぐにトレイルからの展望が良くなった。 サドルバックの手前のモレーンにはマーモットの姿が見られた。 サドル・マウンテンとの鞍部のサドルバック(峠)には新しい標識があり、麓から見た山容とは違う穏やかなフェアビュー・マウンテンの山頂が望まれた。
サドルバックを過ぎるとすぐに森林限界となり、岩の多い斜面を登るようになったが、ジグザグに付けられたトレイルは依然として明瞭で、ナキウサギの鳴き声を聞きながら緩やかに登っていく。 長年踏まれたトレイルは最後まで登り易く、労せずしてフェアビュー・マウンテンの山頂に着いた。
大きな岩が積み重なった山頂は猫の額ほどの狭さで、歴史を感じる立派なケルンが積まれていた。 高度感のある山頂からの展望は素晴らしかったが、山火事の影響で遠くの山々が霞んで見えたのが玉にキズだった。 山頂からは往路を戻ったが、予想どおり次々と登山者が登ってくる人気の山だった。
山域 バンフ国立公園
THへの距離 190km THへの時間 2:00
THの標高 1730m 山頂の標高 2744m
単純標高差 1014m 累積標高差 1030m
歩行距離 10.0km 所要時間 6:00