7月26日、カルガリーの朝の気温は14℃と涼しかったが、これでも平年より4℃も高いようだ。 昨日と同じパターンでマクドナルドでハンバーガーを買い、キャンモアの手前のトレイルヘッド(TH)に向かう。
未舗装の広い駐車場にはトイレがあり、平日にもかかわらず10台ほどの車が停まっていた。 THには新しい案内板があり、ネットの情報どおり山頂へのトレイルが整備され、トレイルエンド(TE)から山頂へのトレイルもオフィシャル(公認)化されたように思えた。 明るいハイキングトレイルは良く整備されていて、この山の人気の理由が頷けた。 案の定TEにも案内板があり、TEで引き返す人は少ないように思えた。
森林限界となるTEから先も踏み跡は続き、スクランブル(SC)と呼ばれる手を使う岩登りの区間では、岩に青いペンキマークが頻繁に印され、核心部の岩棚のトラバース部分には新しい鎖が設置されていた。 SCの区間を過ぎても要所要所に目印のポールが立ち、予想よりも登り易い登山道が山頂まで続いていた。 猫の額ほどの狭いマウント・ヤムナスカの山頂にはケルンが積まれ、カナダで登った記念すべき最初の山となった。 高度感のある山頂からの展望は雄大だったが、山の位置がロッキーの端にあるため、氷河のある高い山が見えないのが玉にキズだった。
下山は無難に往路を戻る予定だったが、周回ルートにも目印のポールが立てられていたので、ザレた斜面の明瞭な踏み跡を辿って下る。 トレイルは往路と同じように良く整備されスクランブルも無かったので、展望が良い周回ルートを辿ったことが全てにおいて正解だった。
山域 カナナスキス・カントリー
THへの距離 85km THへの時間 0:50
THの標高 1370m 山頂の標高 2240m
単純標高差 870m 累積標高差 900m
歩行距離 10.6km 所要時間 5:30